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アカシアの花が咲くとき [昭和-平成、往ったり来たり]

P1030925b-100.JPG  ★こちらは「昭和館・別館」。
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昭和-平成 往ったり来たり
        
アカシアの花が咲くとき

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●満開のニセアカシア

例年、GWの期間中、楽しみにしていることがあります。
ちょうどその頃、アカシアの花が咲くのです。
まめ科とは言え、高さは10m以上にもなります。
普通、黄色い花をつける種を言うようですが、
私が好きなのは、実は北米原産のニセアカシア。
真っ白い花の房は藤の花に似て、とても豊か。
その甘い香りは例えようがありません。
「ニセ」が付いてもその花房は本家をしのぐ魅力があります。 

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●上の枝は高くて手が届かない                  ●アカシアの花

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     ●開花前の様子        ●満開の様子

私の楽しみは、花を愛でることはもちろんですが、
なんと、その花房を採取して食べるところにあります。
昭和世代は考えることより、まず行動。
食べることには特に貪欲で、
赤ちゃんのように、何でも口で確かめて納得するのです。


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●多摩川沿いに続くニセアカシアの並木

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●多摩川河川敷にあるニセアカシアの並木道

用意するものは紙袋と小型のはさみ。
ニセアカシアはハリエンジュと呼ばれているように、
幹には鋭いとげがあるので、要注意。
はしごや踏み台を持っていく訳ではないので、
手の届く小枝の花房を手繰り寄せて、
葉が入ってもおかまいなく、房の付け根から切り落とし、
紙袋の中に受けます。

開花したものよりもつぼみの方を好む人もおります。
中の蜜がこぼれないからでしょう。
私の場合は<質よりも量>ですから、大きく開いた花を採取します。
つぼみ状態のもので紙袋いっぱいにするのは大変です。


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●花だけにしたところ このあと天麩羅とか、湯がいてお酢に漬けるとか…

持ち帰ったら、まず混じった葉を取り除き、
花房をしごき取って花だけにして、良く洗います。
洗いすぎると花の蜜が取れてしまうから、ほどほどに。
そのあとは、天麩羅にするなり、酢漬けにするなりお好きなように。

私はお酢に漬けることが多いのですが、
その場合は何回かに分けて、熱湯で湯がくことになります。
すぐにへたの色が茶色から鮮やかな緑色に変わりますから、
1~2分後に金網のざるに取り上げ、
あらかじめ用意しておいた氷水を入れたボウルに浸して冷まし、
そのあと良く絞ったものを漬けます。
お酢にハチミツを入れることもありますが、
その場合はアカシアから採れたものが合うでしょう。 

デパートの紙袋いっぱいに採取したものが、
インスタントコーヒーの大瓶(?g)2個分になります。
1週間後あたりから食べられて、1年はもちます。 

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●今年4/30の様子 まだ花の房には程遠かった

今年もGWに入るとすぐに(4/29に)、
自転車で近くのアカシア並木に出かけてみました。
多摩川の土手に延々と並木が続きます。
ところが今年はまだ、つぼみがようやく付いただけ。
サクラの開花が遅かったように、
アカシアの開花も1週間くらい遅れそうです。
その頃はどうもお天気が優れないようなのですが、
「アカシアの雨がやむとき」にでも、
みなさんも
ぜひ近くでニセアカシアの花を探してみてください。

※という訳で、開花状態の写真は以前に撮影したものです。
※ブログをUpしてからふと思ったのですが、一級河川敷は多分国の管轄。ということは私は他人の敷地に無断で入り、花を窃盗したことになるのでしょうか。ま、固いことは言わずに、花泥棒は罪に問われないということで許していただきましょう。


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●流れも穏やかな多摩川の中流域

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