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「銀座シネパトス」と「歌舞伎座」 [新橋・銀座・京橋・八重洲・日本橋]

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「銀座シネパトス」と「歌舞伎座」
消え行くものと、生まれ変わったものと。


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3月末。

銀座のど真ん中。

60年以上も親しまれてきた地下映画街が終焉を迎え、

一方で、真新しく蘇った劇場が開場を待っている。

前者は異色のプログラムで精彩を放ってきた「銀座シネパトス」。

後者は伝統芸術の殿堂「歌舞伎座」。


華やかに幕を開ける「歌舞伎座」に杞憂はない。

けれど、「インターミッション」のタイトルで幕を閉じる「銀座シネパトス」には、

樋口尚文監督が込めた願い通り、

耐震建築に生まれ変わって、必ず蘇ってほしい。


ほぼ向かい合わせの場所にある二つの建物の去就に

ある種、運命的なものを感じた、春先の一日だった。



●「銀座シネパトス」のラストショーは「インターミッション」。3月31日まで上映中。

●「歌舞伎座」新開場「杮葺落四月大歌舞伎」は4月2日より。



                                                                               movie by sig

●関連記事
・「名画座は昭和の香り」 http://fcmfcm.blog.so-net.ne.jp/2012-05-14
・「日本映画事始め」    
http://fcm.blog.so-net.ne.jp/2009-10-16



                                                                               movie by sig

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祝 東京駅リニューアルオープン [新橋・銀座・京橋・八重洲・日本橋]

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●東京駅関連記事

◎4年前の新聞記事。その後が気にかかる。

 http://fcmfcm.blog.so-net.ne.jp/2011-09-03

◎タテもいいけど、ヨコもいい。
 http://fcmfcm.blog.so-net.ne.jp/2012-04-20

◎東京駅リニューアルオープンは10月1日。
  http://fcmfcm.blog.so-net.ne.jp/2012-09-24
 

 

◎東京駅→有楽町駅 昭和散策

 http://fcmfcm.blog.so-net.ne.jp/2012-07-06


見逃すなかれ、日本橋のクリスマス② [新橋・銀座・京橋・八重洲・日本橋]

P1030925b-100.JPG   新橋から日本橋へ。中央通りを歩く―⑦
 
           日本橋三越のクリスマス
★写真をダブルクリックすると全画面で鮮明に見られます。(こちらの画面よりきれいです)

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昭和は、デパートがいちばん華やかな時代だった。

豊かに、楽しく、という消費生活のニーズは頂点にまで登りつめ、
ほしいものが何でも揃う。
それに応えたのは、デパートだった。 

屋上には、回転観覧車やミニ鉄道、モノレール。
店内には大食堂。
紳士、婦人、子供、幼児に向けての売り場構成。
衣料品、服飾品、装身具、和装、洋装、寝装品…。
四季おりおりに開かれる、お得意様ご招待の特別セールの大賑わい。
カメラ、テレビはもとより、冷蔵庫、洗濯機などの電化製品、
玩具に家具まですべてが揃った
日常的なテーマパーク。
それがデパートだった。
 

日本橋をはさんで南北に位置する高島屋と三越。
この老舗の2店舗は、何十年も昔から人々のしあわせを見つめ続けてきた。
今年、開戦70周年。(1941.12.8 真珠湾攻撃により太平洋戦争へ突入)
昭和20年(1945)の敗戦から今日までの庶民の歩みは、
それまでの生活をリセットし、ゼロからの再出発を図るものだった。

そんな庶民が抱いた夢と、たくまざる生活史が、
スーパーではなく、
ショッピングモールでもなく、

デパートには鮮明に刻まれているような気がする。                         


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●日本橋三越本店新館      ●写真左側手前が三越

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●ライオン像あっての三越。

●ショーウィンドウ全体が動物たちのコンサート会場。あなたにはどんな音楽が聞こえますか。
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●どんなディスプレイにも勝る、三越の象徴「吉祥天女像」(1960.4.19~)



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●三越の前身 江戸期・三井越後屋呉服店前のにぎわい  『熈代勝覧』より

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●三井越後屋呉服店の店内 歌川豊春
 「現銀掛け値なし」という、現代の商法に通じる新方式を打ち出したことで有名。

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●明治37年(1904)、三井呉服店が株式会社三越呉服店となる。
 このポスターは大正3年(1914)、日本橋新館落成を告知するもので、
 右の写真は大正10年(1921)のもの。
 鉄筋5階建て、エレベーター付きの建物(写真右)は現在の日本橋三越本店に名残を留めている。

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●明治38年(1905)末、わが国最初の百貨店・三越誕生。
 新しいサービスのイメージリーダー、三越メッセンジャーボーイ

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●大正3年 三越新館落成。
 エレベーター、エスカレーター、暖冷房完備。
 百貨店は庶民にも受け入れられ、にぎわう三越店内

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      ●現在の日本橋三越本館



 


見逃すなかれ、日本橋のクリスマス① [新橋・銀座・京橋・八重洲・日本橋]

P1030925b-100.JPG 新橋から日本橋へ。中央通りを歩くー⑥          
     日本橋高島屋のクリスマス


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●日本橋高島屋のショーウィンドゥ

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●日本橋           ●日本橋から高島屋(京橋方面左側)を望む
             
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●日本橋高島屋


日本橋は東京の中心、芯である。
芯は「心」、「こころ」に通じる。
その昔、ここから全国に向けて拓かれた街道が、日本人のこころをひとつにした。
日本橋では、江戸の昔から連綿とつながる時間を感じる。
ここを歩くと、
そのベルトコンベア上でゆっくりと移動している自分を感じる。

新橋から中央通りを一直線…。
たどり着いた日本橋の夜は、クリスマスの装いを見せてはいたが、
例年と違うところは、どこかしめやか。
未曾有の災難が襲い掛かった試練の1年をいたわるように、
鎮魂と祈りを深めて、静かに暮れようとしている。


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    ●日本橋から京橋方面を望む

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    ●大正期 日本橋から京橋方面を望む


すべての道は「日本橋」に通ず。 [新橋・銀座・京橋・八重洲・日本橋]

P1030925b-100.JPG   新橋から日本橋へ。中央通りを歩くー⑤ 
                     
 日本橋


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●暮れ行く日本橋(上)と明け行く日本橋(下)
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●歌川広重「東海道五拾三次」日本橋  日本橋…それは五街道の起点


銀座は、一時期のブランドショップ出店ブームが一段落した感じ。
今、躍進目覚ましいのは、改築中の東京駅を中心とした丸の内側。
そして京橋、日本橋だ。
今世紀に入って見上げるほどの高層ビルが林立し、
更にあちこちで大規模なビル建設が進行している。

聞けば今年は「日本橋架橋200年」にあたるのだそうな。
その祝祭イベントのパレードが先月末に華々しく行われたようだ。
この地で発祥し、この地を拓き、発展してきた大手デベロパー、
その腕の振るいどころ、見せどころだ。
とにかく、目標があるのはいいことで、
中央通り沿いは、不況どこ吹く風という威勢のいい躍動を見せている。

P1180267のコピー.jpg●日本橋
                  
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             ●上2枚 「日本橋百年祭」11月末終了 

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          ●10月28日 三井不動産の全ページ広告

DSC01105.JPG●東京メトロ「三越前」地下コンコースに展示DSC01118-2.jpg
●三井不動産の広告で扱われていた「煕代勝覧(きだいしょうらん)」の全幅展示とその部分 


■日本橋の変遷

1921 日本橋上から京橋方面を.JPG●日本橋の上から京橋方面を望む 1921

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●関東大震災直後の様子 1923.9.2以降
         
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      ●日本橋 1928
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                  ●東京オリンピックに向けて高速道路建設中 1963頃

日本橋の橋そのものはメジャーすぎて、珍しくもないだろう。
ブログでも、詳しい地誌を解説したすばらしい探訪記事が目に付く。
けれども日本橋と言うからにはパスはできない。
おなじみの情景を数点アップしてお茶を濁しておこう。 

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              ●道路元標   
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P1180272のコピー.jpg P1180274のコピー.jpg P1180278のコピー.jpg 
             ●東京都のマーク     上の写真3枚、彫刻は渡辺長男氏の作

もう30年近くも前。
ある印刷関係の会社に縁があった。
新しい事業として映像に取り組んでいるとのことだった。

「印刷会社が映像を?」と聞くと、
「わが社の事業は紙に印刷するだけではありません。
 それは従来のインクで印刷するだけではないということです。
 紙以外のどんな素材でも、凹凸のあるものにも印刷可能な
 
特殊な樹脂を使ったインクを開発しています。
 水面に印刷する技術も完成しているんですよ。
 現在、印刷ができないのは空気だけです」とのことだった。

「今、進めているのは磁気テープの応用。
 
銀行の通帳に磁気テープが貼られるようになりましたが、
 
まもなく電車の切符の裏側に磁気を印刷したものが登場しますよ」。
とのことで、間もなくその通りになった。

「コンピュータ社会が進むと、至る所で改革が求められます。
 
コンピュータはビジュアルを加速させます。
 
印刷はビジュアルの分野。
 だから、同じビジュアル系の「映像」を
積極的に展開していくのです」
 
ということで、私にとっての新しいクライアントが誕生したのだった。 

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●中央通り 奥は日本橋高島屋。


その後この会社は、登場したばかりのパソコンの先を読み、
半導体関連に応用分野を広め、
インターネットのコンテンツやバーチャルリアリティの研究などを
進めて行くことになる。

日本橋に行く用があると、
<お江戸日本橋>というほど昔ではないが、
30年も前、現役真っ盛りの時代を懐かしく思い出す。

日本橋から暮れなずむ川面を眺めていたら、
どこからか控えめな音楽が漂ってきた。
なじみの曲。…そう、暮れの風物詩が始まっているのだった。

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       ●日本橋の上から京橋方面を望む

                    次回、 日本橋高島屋のクリスマス
                       次々回、日本橋三越のクリスマス へ つづく


●8月からパソコン不調が続き、記事Upも訪問も思うに任せません。
 どうぞご了承くださいますように。


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●「昭和館」もちょっとだけクリスマスムードを。
 うささんにヒントをいただきました。


デル株式会社
タグ:日本橋

八重洲のガストで ビックリ! [新橋・銀座・京橋・八重洲・日本橋]

P1030925b-100.JPG 新橋から日本橋へ。中央通りを歩くー④ 

         八重洲

P1170537のコピー.jpg●東京駅八重洲口
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         ●東京駅八重洲口 鉄鋼ビル(手前)と高層ビル群

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     ●東京駅前のにぎわい 1914(T3) 丸の内側か?

新橋から日本橋を目指して中央通りを歩いてきたが、
東京駅八重洲口につながる八重洲通りに至ると、
つい左折して八重洲界隈も歩いてみたくなる。

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●八重洲通り(東京駅八重洲口前) 


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●今回は中央通りからそれて、東京駅八重洲口をぶらついた。

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●八重洲側から見た丸の内側の風景

東京駅をはさんで西方は千代田区丸の内だから、
威厳のある高層ビルが立ち並び、
よそ行きの顔をしたオフィス街だが、
反対側の中央区八重洲は、都心ならどこでも見られる気安い表情をしている。
小路には日用品や生活雑貨を売る店や、サウナやカラオケ。
仕事帰りに気軽に立ち寄って飲めそうなお店があったりして
人懐こい親近感を漂わせている。

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「さくら通り」はその名の通り、歩道の両側は桜並木。
春にはさぞきれいな花のトンネルが見られることだろう。
日頃なじみの府中市の「桜通り」とあまりにも感じが似ていて、
ここが都心かと思ってしまう。

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気が付くと時間は昼時を大きく回っていて、
天ぷら、うなぎといった、いかにも老舗らしきお店は暖簾を外していた。
インド料理店も夕方までお休みだという。
さあて……と見回すと、
目の前に「ガスト」。
こんなところにも「ガスト」とは。
なじみのロゴに吊られて、ごく自然に足が向かってテーブルに座れば、
とりどりのメニューは眼中になく、好物のハンバーグに目が行く。
390円。えっ。390円? しかも単品でなくセットで? 

30年ほど前に(たしか)350円だった吉野家の牛丼。
それが「ガスト」では、
鉄板ジュウジュウ焼きの「チーズinハンバーグ」に
ライスとサラダ。それにスープまで付いて、何と390円だという。
戦後生まれは大喜びで、迷わずオーダーしたものだ。
もちろん味は上々。
それもそのはず。普段は890円のメニューとのこと。
大東京のど真ん中で、信じられないほどのお値段。
 
帰って話すと、「今日、コマーシャルでやってたわよ」。
たまたま特別サービスデーで、ラッキーな日に当たったわけだ。
ただ、安くておいしいのは大歓迎だが、これだけの確かなメニュー、
材料費、水道光熱費、調理・サービスの人件費込みで割に合うはずがない。
いかに競争とはいえ、390円に設定しなければならないという時代は、
やはり、どこかおかしい、と思う。 

P1180522_edited-1.jpg ●料理を撮り忘れたので、せめて証拠のレシートでも。

「さくら通り」を東に抜けたところが中央通り。
この連載のメインストリートだ。
角が「丸善」。

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        関東大震災以前の丸善.jpg●関東大震災以前の「丸善」

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東京や日本橋に出かけると必ず立ち寄った所が
「八重洲ブックセンター」とこの「丸善」。
ブックセンターができたときはビッグニュースだった。
それまでこの界隈に、総合的な書店がなかったのだ。
読めもしないのに洋書が目当て。
映画関係やデザインの書籍が狙い目だが、海外の絵本も大好き。
20年も前の話だ。

本命は日本で発売されていないディズニーアニメの直輸入VHSテープ。
ディズニー輸入ビデオの販売は、上記2店舗の他
新宿は「ヨドバシカメラ」と「紀伊國屋書店」。
秋葉原は「石丸電気」。銀座は「イエナ」。これくらいしか扱っていない。
毎月1作ずつ発売され、1本8500~9000円したものだが、
いつも発売日を予想して、それが近づくとこの6店舗に日参した。
なにしろ、自分はディズニーで育ったのだという
特別な思い入れを持っているのだ。

P1130316.JPG●直輸入版ディズニーVHSビデオ


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●中央通り 日本橋から京橋方面 右・丸善/左・日本橋高島屋

「丸善」の対面が「日本橋高島屋」。
次回は中央通りにコースを戻して、日本橋を歩く。
(paceさん、丸善はこの程度でごめんなさい)

                                   つづく





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