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夕陽を撮るか、キジを撮るか。 [昭和-平成、往ったり来たり]

P1030925b-100.JPG  昭和-平成 往ったり来たり
夕陽を撮るか、キジを撮るか。

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●若葉の郷里

帰省の機会があり、郷里・長岡に帰ってきました。
5月に帰るのは何年か振りです。
家は郊外の山すそにあり、反対側は広い田んぼです。
今年は気候のせいで、田植えが少し遅れているようです。 

いなかへの旅は、現在と過去を結ぶ旅。

私がここにいたのは、もう半世紀も昔のこと。
いなかといえども、変らないはずはありません。
長岡への通学電車(栃尾鉄道)が今も走っていたら
テッちゃんたちの注目の的でしょう。
残念ながら今はレールの跡が一部に残っているだけ。
けれども、家の周りのあちこちや、
一歩出ただけのすぐ近くにも
昔の光景が埋もれています。 

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●1968年頃のメインストリート(県道)
 今はバイパスが出来て、これよりも淋しい感じになった。

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●高校時代の通学電車・栃尾鉄道(1968頃)と、同じ場所のレール跡(右) 2011.5

特に好きな風景は、田の彼方へと続く一本道。
その脇には幅5メートルほどの川が流れています。
一帯は大規模農法のための耕地整理で整然と様変わりしましたが、
昔の道と川がそのままの姿で残っていることが
私に足を向けさせる理由です。

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●今も変わらない道と川と橋

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●この橋が長岡花火観覧の特等席だった。花火は左手奥に見えた。

夜遅くまでクラスメイトと語り合ったコンクリの橋も、
当時は縁石に腰掛けていたのですが、
ガードレールが付いたことを除けばそのままです。
もう少しするとホタルが飛び交うでしょう。
はるか彼方までさえぎるものの無い田んぼ続き。
8月の2日3日にはこの橋から、
4~5キロ彼方に打ちあがる長岡大花火を眺めたものです。
中学生のとき、古志郡から長岡市に昇格?し、
ちょっと誇らしい気がしたものでした。 

夕陽が沈むところを写真にしようと、その橋まで出かけました。
沈むか沈まないか、という大事な瞬間にふと目に入ったのが、
あぜ道を行く鳥のシルエット。

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●キジ発見の瞬間 夕陽は沈むし、さあどうする!

キジだ!
 
まさかの遭遇に、夕陽をとるかキジをとるか。
選択を迷っている間に陽は沈み、キジは遠くへ。
でも、ブログのあちこちで
みなさんから
キジのすばらしい写真を見せられて、
このチャンスは逃せない。
 

二兎を追った結果、
夕陽の写真は雲がかかっていたこともあって、中途半端。
その代わりキジには6メートルほどまで近づくことができ、
「キジを見た」という証拠写真だけは撮れました。

キジは子供の頃にはむしろ見た覚えが無く、
数年前に秋の帰省で一度目にしてから、今度が2回目。
キジに出会えただけでとてもうれしかったのでした。 

少年時代。
田植え、稲刈りは家族総出でいちばんにぎやかな年中行事でした。
今日あたり田んぼでは、一周りも年上の長兄と、
働き者の義姉さんが
たった二人で田植えにいそしんでいるのです。


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●明度を上げて大トリミングの証拠写真

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P1160484-2.JPG●こんな花が咲いていました。


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