谷保天満宮旧車祭/展示とパレード 動画でどうぞ。 [谷保天満宮旧車祭 2011]
谷保天満宮旧車祭 2011-3
天神様のクラシックカーまつり、動画でどうぞ。
先日紹介。12月11日に開催された「谷保天満宮旧車祭」。
パソコン不調で遅れに遅れた動画が一応上がりました。
6分ですが、前半3分は境内に集合したヴィンテージカー展示の様子。
後半3分は、大学通りデモ・パレードの様子です。
お急ぎの方は後半だけでも、どうぞ。
■詳細関連記事は
●催事の由来と天神様境内での展示の様子
http://fcmfcm.blog.so-net.ne.jp/index/3
●大学通りデモ・パレードの様子
http://fcmfcm.blog.so-net.ne.jp/index/2
●movie by sig
●ブログを始めたのが2008年のお正月ですから、ちょうど満4年。
「時計仕掛けの昭和館」から「時計仕掛けの昭和館・別館」へ、延べ365本。
ほぼ週2回の更新で記事数は多くはありませんが、
たくさんの皆さんのご愛読、感謝感謝です。
新しい年がみなさんに幸運をもたらしますように。
ヴィンテージカーで、〝通りゃんせ〝 [谷保天満宮旧車祭 2011]
「谷保天満宮旧車祭2011」103th Anniversary ②
★全部の写真はクリックすると大きく鮮明に見られます。
前回の続きです→ http://fcmfcm.blog.so-net.ne.jp/index/2
12月11日、日曜日。風もなく快晴に恵まれた東京の郊外。
多摩の谷保天満宮に集結した140台を越すヴィンテージカー、
午後のプログラムは、走りのデモンストレーションです。
コースは、JR南武線「谷保」駅前から中央線「国立」駅前の間。
南北に一直線。2キロほどのこの通りは
一橋大学があるところから大学通りと呼ばれ、
春は桜、秋はイチョウの名所として知られています。
谷保天満宮を順次スタートしたビンテージカーは
黄金色全開のイチョウ並木を何回か往復したあと、
お互いに名残りを惜しみながら、来年の再会を約束し、
流れ解散で去っていきました。
●谷保天満宮を出発。大学通りへ。
●黄金色のイチョウ並木を行くヴィンテージカー
天神様の境内が、クラシックカーのショーケース [谷保天満宮旧車祭 2011]
天神さまの境内が、クラシックカーのショーケース
「谷保天満宮旧車祭2011」103th Anniversary ①
★写真をクリックすると全部大きく見られます。
●境内のモミジが真っ盛り
●鳥居から本殿まで所狭しと展示されたクラシックカー。その数約140台。
●菅原道真公も牛から降りて、旧車の試乗に回られたようです。
都下・国立市谷保(くにたちしやほ)にある谷保天満宮。
ここは東日本における天神さまでは最も古く、
湯島天神、亀戸天神と並ぶ関東三天神に数えられているとのこと。
この天神さまの境内に140台以上ものクラシックカーが集まる、と聞いて
うちから近いしお天気は快晴。風も無く暖かい日ということもあって
勇んで出かけてきました。
(実は地元でありながら、駅員3さんのブログの案内で知ったのでした)
谷保の天神さまには、
うちの子供たちも大学受験の年の初詣でお願いに上がったものですが、
その天神さまと自動車がどうつながるのか。そこが不思議でしたが、
会場で宮司さんのお話を聞いて納得。
東京に自動車が登場したのは、明治40(1907)年ころ。
「自動車取締規制」が制定されたのはその2年後で、その年の自動車の登録数は64台。
当然ながらそのほとんどが外車で、
オーナーは皇室をはじめ大隈重信、渋沢栄一といった重鎮、
三越百貨店創始者、朝日新聞社社長といった政財界の大御所に限られ、
2万5000円の大倉喜八郎(大倉財閥の創立者)のフィアットが
いちばん高価だったということです。
●「車の宮様」と呼ばれた程の車好き。有栖川宮威仁(たけひと)殿下 Wikipedeaより
ところで、新登場の乗り物についていちばんご熱心だったのが
英国車ダラック号のオーナー、有栖川宮家最後の親王、威仁(たけひと)殿下でした。
明治41(1908)年8月1日。
この日、有栖川宮さまの先導で自動車の遠乗会が行われることになりました。
(遠乗りと言えば当時は馬ですから、これはロケットで月へ行くようなもの。ちょっと大げさ)
参加車は11台。
日比谷公園に華々しく終結したのち宮邸を出発して甲州街道を西へ。
その目的地がこの谷保天満宮だったのです。
民家もまばらな武蔵野の、畑の中の一本道。
形式もデザインもとりどりの外車のパレード。思っただけでも壮観ですね。
途中何度かパレードを止めて、車の調子を見ながらの遠征だったようです。
その後一行は谷保天満宮に参拝ののち、梅林で昼食会を開催。
全員無事故、無故障で無事帰還されました。
以後、谷保天満宮は交通安全発祥の地として、
また、わが国自動車文化の聖地として、
自動車愛好家のみなさんに親しまれているということです。
●明治41年の遠乗会。先導車は有栖川宮のダラック号。甲州街道は畑の中の一本道です。
●谷保天満宮・梅林での昼食会 右手前が有栖川宮 谷保天満宮HPより
●同じ梅林でてんでに昼食。ミニカーの展示も。
境内はとても広く、
参道の両側や広場、駐車場にはオーナー自慢の名車がずらり。
昭和の懐かしい国産車をはじめ、各国のスポーツカーにスーパーカーまで、
「超」の付く高級車ぞろい。
ピカピカに磨き上げられたボディが、オーナーの誇りと心意気を伝えています。
その光景はまさにクラシックカーの「ワールドモーターショー」。
暖かい日だまりの中でオーナーの説明を聞く人、車をバックに記念撮影する人など、
楽しい時間が過ぎていきます。
私が知っているのは、欲しくてしょうがなかった「スバル360」くらい。
それでもたくさんの車に囲まれて、心が躍る楽しさ。
●「スバル360」の関連記事はこちら http://fcm.blog.so-net.ne.jp/2008-12-14
塗装をし直し、部品を調達し、とことん付き合う。
まるで人格を備えた相棒といったところでしょうか。
クラシックカーと居るだけで幸せ。
そんなマニアの気持ちにちょっとだけ近づけたかな。
★以下は、たくさん撮った中からランダムに掲載させていただきました。
●「スバル360」の堂々たる雄姿
さて、午後からは待ちに待ったデモンストレーション・パレードが始まります。
その様子は次回に。