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戦後昭和の、思い出横丁 [昭和-平成、往ったり来たり]

P1030925b-100.JPG  あんな、こんな
    戦後昭和の、思い出横丁 

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戦後66年。
この数字は、戦後世代が絶滅寸前の数字だ。
うしろを振り返る暇もなくやってきたが、
ふっと、昔に引き込まれる情景がある。
広い靖国通りをまたぐ新宿大ガードと
隣接する「思い出横丁」の近辺が、それ。

100m足らずの路地は、まさにタイムトンネル。
自分にいちばん近い、「昭和」が残る場所だ。 
「思い出横丁」とは最近の呼び名で、
昔はこの一角を現すネーミングなどなく、
漂う空気から、自然発生的な名前で呼ばれていたようだ。

この一角に足を向けさせるものは、単なる郷愁ではない。
ここは闇市のあと。それは戦後世代の原風景。
民主主義の日本人は、良くも悪くもここから発祥したのだった。

いずれにしても、食と酒、
この命の源が、ここでは安く手に入った。
それは今でも変わらない。
肩が触れそうなカウンターに座れば、
懐かしいハムカツ、カストリ焼酎、
そして赤玉ポートワインのポスター。
 
今では気軽さも手伝って、若いサラリーマンの姿も多い。

新宿南口に残った「昭和」は消えて久しいが、
西口にある「昭和」という歴史の1ページは健在だ。

「思い出横丁」には、まだまだがんばって欲しい。

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●新宿駅東の「銀メシ横町」1945~6年頃

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●東京都電 1945~6年頃    上の2葉は毎日新聞社刊「1億人の昭和史」より


■「思い出横丁」イメージクリップ by sig

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