戦後昭和の、思い出横丁 [昭和-平成、往ったり来たり]
戦後昭和の、思い出横丁
戦後66年。
この数字は、戦後世代が絶滅寸前の数字だ。
うしろを振り返る暇もなくやってきたが、
ふっと、昔に引き込まれる情景がある。
広い靖国通りをまたぐ新宿大ガードと
隣接する「思い出横丁」の近辺が、それ。
100m足らずの路地は、まさにタイムトンネル。
自分にいちばん近い、「昭和」が残る場所だ。
「思い出横丁」とは最近の呼び名で、
昔はこの一角を現すネーミングなどなく、
漂う空気から、自然発生的な名前で呼ばれていたようだ。
この一角に足を向けさせるものは、単なる郷愁ではない。
ここは闇市のあと。それは戦後世代の原風景。
民主主義の日本人は、良くも悪くもここから発祥したのだった。
いずれにしても、食と酒、
この命の源が、ここでは安く手に入った。
それは今でも変わらない。
肩が触れそうなカウンターに座れば、
懐かしいハムカツ、カストリ焼酎、
そして赤玉ポートワインのポスター。
今では気軽さも手伝って、若いサラリーマンの姿も多い。
新宿南口に残った「昭和」は消えて久しいが、
西口にある「昭和」という歴史の1ページは健在だ。
「思い出横丁」には、まだまだがんばって欲しい。
●新宿駅東の「銀メシ横町」1945~6年頃
●東京都電 1945~6年頃 上の2葉は毎日新聞社刊「1億人の昭和史」より
■「思い出横丁」イメージクリップ by sig
これが日常だった。 [日々雑感、あんなこんな]
未曾有の大震災から1週間。
被災地のみなさん。救援活動のみなさん。本当にご苦労様。
この上はどうか原子炉災害が及びませんように。
この道は、いつか来た道。
●忘れていた砂利道の感触が、なつかしくよみがえる。
免許証更新に行ってきた。
「メガネ着用」の限定付きにしたくなかったので、
1週間前から「アリナミンA」を服用。
前日から「スマイル40」を点眼して視力検査に備える。
さて当日の検査では、かなり間違えて精密テストに回された。
精密では、間違えると「右ですか?」と念を押される。
じゃ、他の上下左のうちのどれかだ。確立は25から33%に上がる。
目を凝らして「左」と答えると、検査官は「え? これですよ」。
じゃ、あとは上か下だ。確立は50%に上がる。
「下!」。こんな感じでなんとか正解。
とうとう「メガネ着用」の条件無しに成功。
ゴールドでまた5年間有効だ。
本当は3年前から、運転にはメガネを着用しているのです。
●東八道路/右手が試験場 左手が多摩霊園 正面は八王子市
免許証更新の会場は、都下・府中運転免許試験場。
裏手は広い武蔵野公園(府中市)。
武蔵野を貫いて流れる野川を軸にして、
野川公園(調布市)へとつながっている。
お天気だし、前から行ってみたかった所だった。
ただ、この時期は言葉通りのオフシーズン。
花の姿も鳥の姿もほとんど見当たらない。
でも、この青空。この広場。自然のままに流れる野川の穏やかさ。
桜並木沿いに続く小砂利の道は、まさに、いつか来た道。
気分はいつの間にか少年時代に。
ブログ仲間のkurakichiさん、urara☆さんに聞いた通りの
すてきな場所だ。
東京の西に広がる、なごみの空間。
桜が咲いたらまた来よう。いい下見が出来た。
●都立武蔵野公園入口
●西武多摩川線のこちら(西)は東京都府中市
●西武多摩川線より東は東京都調布市 野川は東京都の管轄なのかな。
●バードサンクチュアリ この向こうは立ち入り禁止
●武蔵野のイメージとはちょっと違う。樹木を育てているのです。
その時!!
特ダネだ! てっきりそう思った!
望遠にしても、まだふくろうだと思っていた。
ほら、ちゃんと目も二つ付いている。
近づいて回り込んだら、なんと切り株(右)だったとは…ガッカリ!
●この記事は3月5日に作ったものです。
今は桜が咲いても、お花見で浮かれる気にはなれません。
外出さえ控えています。
「日常」とは、なんと穏やかなものでしょう。
●都立武蔵野公園、都立野川公園は入園無料。
ちょっと足を延ばすと多磨霊園、武蔵野の森公園、調布飛行場があります。
■この記事を見たurara☆さんが、フクロウではなくてミミズクだろうと確かめに行ってくださいました。
その記事はこちらです。
「東北地方太平洋沖地震」お見舞い [日々雑感、あんなこんな]
「東北地方太平洋沖地震」
被災地のみなさま。
当該地域のブロガーのみなさま。
前代未聞のすさまじい災害の様子に驚くばかりです。
まさに悪夢としか言いようがありません。
まだまだ予断を許さない情勢の中で、
真冬とおなじ寒さの中で、
想像を絶するご苦労をされていることでしょう。
一刻も早く地震と津波の納まるのを祈るばかりです。
これから続くご苦労を思うと、適切な言葉が思い浮かびません。
こころからお見舞い申し上げます。
春が来る前に [日々雑感、あんなこんな]
三寒四温の梅まつり [日々雑感、あんなこんな]
東京「府中市郷土の森」
●画面をWクリックすると大きく鮮明に見られます。
2月最後の(2/27)の日曜日は快晴。
梅を見るのは今年最後と思い、
うちからは川向こう、
車で15分程度の「府中市郷土の森」の梅まつりに行ってきました。
多摩川沿いにある郷土の森は
ゆったりとした丘に広がる広い梅林が有名です。
白梅、紅梅はちょっと盛りを過ぎた感じでしたが、
園内は日曜とあって大賑わい。
大道芸、野点(のだて)、阿波踊りなどのライブには
たくさんの人だかりができていました。
ここにはプラネタリウムのある郷土博物館をはじめ、
明治、大正、昭和の建物を復元した街並みがあり、
私の大好きなゾーンです。
(そのあたりはまた折を見て)
今日(2/28)の午後。
昨日の晴天はどこへやら、今はみぞれが降っています。
春まではあとひと息ですね。
●次回は「ディズニー長編アニメ再発見」第5回を予定しています。
第4回までは「時計仕掛けの昭和館・本館」に掲載。
下記こちらからお越しください。